両肩が前を向く・・・ これは上半身は体の前で仕事する事がほとんどで後方で仕事をしないので胸筋が後方の肩甲骨周囲筋(僧帽筋、肩甲挙筋、大小菱形筋等)より力が勝ることでやや両肩は前を向く。
前方も後方も弱い状態、または後方が大きく劣っている状態では頚部、肩が凝る状態になりやすい。ボディビルダーのように後方も鍛えているが前方もより鍛える環境では両肩はやはり前を向くが頚部痛や肩の凝りを自覚することはあまりないだろう。後方の絶対筋力が普通の人より勝っているからだ。
女性に多いが筋力も性的に劣っている状態でさらに後方をあまり使うことがなければ筋力は低下し、両肩は前を向き後弯(猫背)が進むことになる。もちろんそんな状態では頚部突っ張り、肩こりも慢性化する事となる。弱い筋肉はすぐ疲労するからだ。 慢性的頚部痛、肩こりは自律神経群を圧迫し頚部の動脈は収縮し脳血流を減少させ、頭痛、めまいや耳鳴りを引き起こす。更年期にはエストロゲンが減少するだけで筋力低下が起きやすい。薬ばかりに頼っても筋力がつく訳ではないから完全解決にはならない。疼痛がずっとあれば不眠やさらなる心身症も起こしやすい。
年と伴に筋力強化していかなければ健康な恒常性は保てない。
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