生涯において脊椎あるいは大腿骨頸部骨折を発生する確率(ライフタイム・リスク)は我が国の場合、50歳の日本人女性で脊椎骨折でおよそ37%、大腿骨頸部骨折は5.5%と推計されている。また、50歳女性の少なくとも42%は、生涯に脊椎、大腿骨頚部、撓骨遠位端、上腕近位部などのいずれかの部位の骨折を起す可能性があるとされている。
ならば普段からバランスのとれた食事と腰椎と股関節を前方から守る腸腰筋(腹筋のインナーマッスル)を維持、強化していかねばならない。
相当の外傷、感染症による熱発、腫瘍等以外の腰痛や臀部痛はそもそも脊椎や股関節を前方から守る腸腰筋の筋力低下から生ずる。(後方の筋力低下はわずか!)
また腸腰筋強化に腰椎を保護するとのことで臍を見るような筋トレをやっていてもしょうがない。腸腰筋は股関節を屈曲し、膝を持ち上げる筋肉である。両下肢上げ、両膝上げ腹筋をやりましょう!